「お姉ちゃん……ぼくと一緒にいてくれる?」かつて自身を処刑した弟フィルの一言に、公爵令嬢クレアは悶絶していたーーなぜか12歳に逆戻りした彼女は後悔を胸に決意する。今度こそ幼く可愛い天使を大事にします、二度と王妃なんて目指しません。だから、手を繋いでお昼寝したり、一緒に厨房に忍び込んだり、この地味で穏やかな毎日が続きますように……、と。だが、破滅する未来を回避するはずの“やり直し“人生が一変! 名門貴族の後継問題に、王国の内乱と激動の生涯が幕を開ける!「弟さえいればいい」元闇落ち令嬢のリトライ・ファンタジー!